毎週日曜日に皇居外苑(東京・千代田)で自転車の乗り方を教える「パレスサイクリング」が開かれている。安全に練習できる東京都心の貴重な場所なので、好天の日は開始前に約30人が列をつくるほどの人気だ。
教室は1980年代から始まった。パレスサイクリング運営委員会によると、親子2代で通った人もいて、最近はインターネットで「自転車 乗り方」などと検索して来る人が多いという。
ペダルを外し、足で蹴ってバランスの取り方を覚えることから始まり、「こぐ」「止まる」「曲がる」など一通り身に付いたら、皇居の周囲約3キロを走る卒業試験が行われる
朝一番で小学1年の長女と列に並んだ港区の男性(53)は「親が後ろで支える教え方よりも、早く乗れるようになりそうですね」と話した。〔共同〕