巨人の高橋由伸新監督が26日、東京都内のホテルで就任記者会見に臨んだ。40歳の若さで伝統球団を率いることになり「覚悟を持ってまい進したい」と表情を引き締めた。背番号はこれまでと同じ24番で、契約期間は3年。
12球団最年少で、来季のセ・リーグの監督は全員が40代と若返る。現役引退後すぐの就任は、巨人では1975年の長嶋茂雄監督以来となった。秋季練習中のチームに28日から合流する予定で、高橋新監督は「今いる選手で、どうすれば強いチームをつくれるか。ここから開幕まで見極めていきたい」と話した。
引退と就任が同時となった。18年間の思い出を問われると「自分の目に映った光景がいまだに残っている」と迷わずプロ初打席と初本塁打を挙げた。また入団から5年間を共にした一つ年上の松井秀喜氏について「何をするにも隣で見て学んだことが大きな成長につながったと思う」と話した。電話で就任を報告し「何でも協力するから」とバックアップを約束されたという。
高橋新監督は1998年に慶大からドラフト1位で巨人に入団。1年目から打率3割をマークするなど主力打者として活躍。通算成績は1819試合の出場で1753安打、321本塁打、986打点だった。〔共同〕