大相撲九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の新弟子検査が28日、福岡市内で行われ、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で埼玉栄高3年の鎌谷将且(17)=千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=ら受検した4人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。合格者は内臓検査の結果を待ち、初日に発表される。
鎌谷は186センチ、147キロの堂々たる体格で楽々と通過。強豪校の相撲部で主将を務め、8月の世界ジュニア選手権重量級など大きなタイトルを獲得した。晴れて力士としての第一歩を踏み出し「ほっとした。まだまだこれから先がある。1場所でも早く(番付を)上げたい」と抱負を述べた。しこ名は「琴鎌谷」となる。〔共同〕