政府は4日、旧日本軍による従軍慰安婦問題に関する外務省局長協議を月内にも開く調整に入った。2日の日韓首脳会談で、慰安婦問題について、年内を含め早期妥結を目指して交渉を加速させる方針で一致したことを受けた。法的に解決済みとの日本の立場を維持しつつ、接点を見いだせるかを話し合う。
4日の自民党外交関係合同部会では、政府側へ注文が相次いだ。出席者の一人は慰安婦問題で「おわびと反省」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話に関して「変な妥協をしたために、後で大変なことになった」と発言。別の議員はソウルの日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の撤去を求めるべきだと主張した。