NTTコミュニケーションズが中国・上海市で進めてきたデータセンターの建設計画を見直すことが6日、分かった。当初は外資としては初となる単独でのデータセンターの建設・運営を計画していたが、中国政府が方針を変更したことで建設計画をいったん撤回することにした。
関係者によると、当初はデータセンターの建設には中国政府による許認可が不要だったが、同政府が突然、許認可制に変更したため建設計画を進めていくことが難しくなったという。今後は現地企業との合弁も視野に入れるが、調整には時間がかかりそうだ。
NTTコムは免許を取得した上で単独でデータセンターを建設する選択肢も残しているが、現地企業との合弁も含めて検討を進めていく方針だ。