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外為17時 円、一時122円台半ばに上昇 対ユーロは4日ぶり反落

13日の東京外国為替市場で円相場は上昇した。17時時点は1ドル=122円68~71銭と、前日12日の同時点に比べ25銭の円高・ドル安水準で推移している。10時前に122円50銭近辺まで上げ幅を広げた。日経平均株価の下落などで投資家が運用リスクをとりにくくなり、「低リスク」とされる円を買う動きが入った。


午後に入ると円は伸び悩んだ。日経平均が下げ幅を縮小したことが円売り・ドル買いにつながった。国内輸入企業の一角もドルの手当てを進めたようだ。


朝方、米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長が米利上げの可能性に触れたが、市場では「新味に乏しい」と受け止められて特に取引材料にはならなかった。9~17時の円の安値は1ドル=122円78銭近辺で値幅は28銭程度だった。


円はユーロに対しては4営業日ぶりに小幅に反落した。17時時点は1ユーロ=132円16~20銭と、前日17時時点に比べて9銭の円安・ユーロ高だった。対ドルでのユーロの上昇につられて円安・ユーロ高で始まった。半面で欧州中央銀行(ECB)の追加緩和見通しを背景にしたユーロ売り・ドル買いは根強く、ユーロの上値は重かった。


ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反発した。17時時点では1ユーロ=1.0772~75ドルと、同0.0029ドルのユーロ高・ドル安となっている。ECBの緩和観測を受けてユーロの売り持ちが膨らんだ反動で、ユーロには買い戻しが先行した。その後はユーロを売る投資家が増え、ユーロは上げ幅を縮めた。


日本時間16時に発表された7~9月期のドイツ実質国内総生産(GDP)は前期比0.3%増と市場予想に一致したため、ユーロの反応は薄かった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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