【ワシントン=川合智之】13日のパリ同時テロについて欧米主要国の首脳が声明を発表した。
オバマ米大統領は13日午後、パリで同日夜に起きた同時テロについてホワイトハウスで緊急声明を読み上げ、「罪のない市民を恐怖に陥れる言語道断な企てだ」と非難した。「フランスだけでなく全人類への攻撃だ」と指摘し、「テロリストに正義の鉄ついを下す」と強調した。
犯人像については「現時点で臆測は控える」としたうえで「仏当局と連携し、全面支援する」と表明した。米国防総省によると、カーター米国防長官が週末にルドリアン仏国防相と協議する。
一方、キャメロン英首相は13日夜、ツイッターを通じた声明で「パリで起きた出来事に衝撃を受けている。我々の思いと祈りはフランスの人々とともにある。できる限りのあらゆる支援を実施する」と表明した。
ドイツのメルケル首相は13日、声明を出し、パリ同時テロについて「衝撃は深い。私の心はテロの犠牲者とその家族、パリのすべての市民とともにある」と述べた。