【ワシントン=長沼亜紀】全米住宅建設業協会(NAHB)が17日発表した11月の住宅市場指数は62と、前月の改定値(65)から3ポイント低下した。市場予測(64.5程度)も下回った。
同指数は50以上になると住宅建設業者が新築一戸建て住宅の販売市場の状況を「好調」とみていることを示す。前月の値は10年ぶりの高水準だった。
内訳では「現在の住宅販売状況」が前月改定値から3ポイント低下の67、「今後6カ月の販売見通し」は5ポイント低下の70、一方で「客足」は1ポイント上昇の48だった。
NAHBは「著しく高水準だった前月からは後退したが、11月の指数は年間を通じた持続的で緩やかな上昇トレンドに沿った動き」と分析。「堅調な経済と雇用創出に手ごろな住宅ローン金利が重なって、住宅市場は引き続き上向く」と予測している。