神奈川県海老名市の鶴指真澄市議(71)が30日までに、短文投稿サイト「ツイッター」に「同性愛は異常」と書き込んでいたことが分かった。ツイッター上で「人権感覚が欠如している」などと批判が相次ぎ、鶴指市議は「不適切な表現だった」として29日中に削除した。
問題の投稿があったのは29日未明。「同性愛は異常なのだ」「異常人間の行動を正当化した報道はするな」「最近のマスコミの報道は倫理観に欠けている」などと3回にわたり書き込んでいた。
鶴指市議は取材に応じ「酔っているときに同性婚に関するマスコミ報道を見て、勢いで遊び半分に書き込んでしまった。同性愛は個人の自由で日頃関心がなく、差別するつもりもなかった」と釈明した。議員辞職はしない意向を示した。
市議会の森下賢人議長(45)は「配慮に欠けていたと思う。差別発言は許されない」と話した。近く市議会各会派の代表を集めて鶴指市議から事情を聴くという。〔共同〕