国立天文台は16日までに、同天文台の岡山天体物理観測所が発見した「太陽系外惑星」の一つが、日本書紀などに登場する「天照大神」にちなんだ「Amateru(アマテル)」と命名されたと発表した。提案したのは広島県の呉市かまがり天体観測館。
国際天文学連合(IAU、本部パリ)が世界中からネットで公募して名前が決まった31の惑星の一つ。
岡山天体物理観測所やすばる望遠鏡チームが見つけた、ほかの惑星6個にも名前が付いた。徳島県立城南高校科学部が応募した「Arion(アリオン)」、天文同好会岡山アストロクラブが提案した「Arkas(アルカス)」などが採用された。いずれもギリシャ神話などにちなむ名前。
太陽系外惑星は、太陽以外の恒星の周囲を回っている惑星。米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡は1700個以上を発見している。〔共同〕