東芝の室町正志社長は21日に都内の本社で開いた記者会見で、2016年3月期の連結最終赤字(米国会計基準)が5500億円の見通しとなったことについて「このような事態に陥ったことについて、経営者として深く責任を感じている」と話した。構造改革の一方で来週からは中期経営計画について議論していく方針で、注力事業は「エネルギーとストレージ(外部記憶装置)」になる見通し。また、同業他社と比べ2008年のリーマン・ショック後の対応が遅れたことについては「利益至上主義になった結果、構造改革が後手後手になった」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕