大手電力10社と都市ガス大手4社は25日、原燃料価格の変動を料金に反映する原燃料費調整(燃調)制度に基づく2016年2月の料金を発表した。原油の輸入価格が大幅に下落しており、全社が値下げする。液化天然ガス(LNG)価格も下がったため、これまで値上げ基調だったガス会社やLNGを燃料とするガス火力発電の比率が高い電力大手も値下げをすることになった。
16年2月の料金は9~11月に輸入された原燃料の平均価格から算出する。16年1月料金の基準である8~10月より原油価格が8.4%、LNG価格が1.2%、石炭価格は2.5%減少した。