大阪ガスは25日、来年4月に始める家庭向け電力小売りの料金を発表した。ガスとのセット割引を用意する。2年間の長期契約を結べば割引幅を拡大する。セット割引で2年契約を結べば、標準的な家族世帯(月の電力使用量が370キロワット時)で関西電力より最大5%(年約6200円)安くなる。
家庭用燃料電池「エネファーム」を導入する世帯への特別料金も用意した。初年度に20万世帯への電力供給を目指す。
電力使用量が月200キロワット時程度を超す世帯で関電より電気代が安くなる。ガスとのセット割で料金から1%、2年間の長期契約ではさらに2%値引く。販促費がかさみ初年度の電力小売事業は赤字となる見通しだ。