千葉県君津市の60代夫婦が殺害された事件で、自首した孫の県立高校2年の少年(17)=祖母への殺人容疑で逮捕=が「祖母を殺害後、起きてきた祖父ともみ合いになって殺した」と供述していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。
少年は「2人を殺害後、自宅に戻って映画やテレビを見て過ごした。心の整理が付いたので自首した」と供述していることも判明。友人によると、自首前、無料通信アプリLINE(ライン)に「この映画は何度見ても面白い!」などと映画の感想を投稿していた。
県警は事件の状況や少年の前後の行動を詳しく調べる。
捜査関係者によると、少年の供述では23日朝に合鍵で祖父母宅に侵入。2階にいた祖母(64)が気付いて声を掛けたところを殺害し、1階で寝ていた祖父(67)が異変を感じて出てきた際にもみ合いになり殺した。同日に帰宅後は、26日に君津署に自首するまで自宅で過ごしたとしている。
複数の友人によると、少年は映画好きで、ラインに感想を投稿することがあった。25日夜から26日未明にかけては、複数の作品を鑑賞したとみられる投稿をしていた。〔共同〕