栃木県栃木市役所に年末ジャンボ宝くじ2千枚(60万円相当)が入った袋が置かれていたことが29日までに分かった。9月の関東・東北豪雨の被災者のために使ってほしいとする匿名のメモが添えられており、市は栃木署に拾得物として届けた。
同署によると、28日正午ごろ、市役所駐車場のエレベーター内に置かれた袋を60代の女性が見つけ、市職員に届けた。
袋にはメモが2つ入っており、市長宛てに「宝くじが当たりましたら、大豪雨災害の被災者にお使いください」、市農林課宛てに「大豪雨災害の農家の方々のためにお使いください」と書かれていた。
同市では豪雨被害により一部地域が水没し、1人が死亡した。〔共同〕