総務省が31日発表した人口推計によると、2016年1月1日時点で20歳の新成人は121万人で、前年より5万人少なかった。新成人は前年に21年ぶりに増加したが、再び減少に転じた。新成人が全人口に占める割合は0.95%で、11年以降1%を割り込んでいる。
新成人の数は第2次ベビーブーム世代が成人になった後、1995年からはおおむね減少傾向が続いている。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、新成人の数は25年には110万人を下回ると見込まれる。
16年のえとである申(さる)年生まれの年男と年女はあわせて991万人で、総人口に占める割合は7.8%。最も多いのは68年生まれで182万人だ。十二支別にみると2番目に少なく、一番多いのは丑(うし)年生まれの1111万人。