【NQNニューヨーク=内山佑輔】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は前日比0.79ドル安の1バレル35.97ドルで取引を終えた。中国経済に対する不安感が根強く、原油需要が減退観測から売りが続いた。 その後の時間外取引では、一時35.74ドルまで下落し、2015年12月22日以来およそ2週間ぶりの安値を付けた。
経済指標の悪化を受けて、中国では製造業を中心に企業業績への不安が高まっている。米国も製造業の景況感がさえず、生産活動が鈍れば原油の需要が減少するとの懸念が相場の重荷になった。
サウジアラビアなどとイランの外交断絶も市場心理に影を落とした。中東情勢の緊迫化で原油生産が減る可能性を指摘する声がある一方、原油価格の下支えを狙った減産で協調しにくくなるとの見方も出ている。
米エネルギー情報局(EIA)が6日に発表する週間石油在庫統計を警戒した売りも出た。前週は市場予想に反して原油在庫が増えた。
ガソリンとヒーティングオイルは3営業日ぶりに反落した。
ニューヨーク金先物相場は3日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比3.2ドル高の1トロイオンス1078.4ドルで取引を終えた。方向感を欠く米株式相場や中東情勢の緊張の高まりを受け、安全資産とされる金には買いが優勢だった。
銀は続伸し、プラチナは反発した。