日銀が8日発表した昨年12月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年後の物価上昇率予想は平均4.3%と、前回調査した昨年9月の同4.7%から0.4ポイント悪化した。1年後の物価が「上がる」と回答した割合は77.6%と、2013年3月以来の低水準になった。
景気が1年前より「良くなった」との回答から「悪くなった」との回答を引いた個人の景況感DIもマイナス17.3と、前回のマイナス15.2から悪化した。悪化は4四半期ぶり。日銀は「調査期間中の経済統計が低調だったことが響いた」とみている。期間は15年11月6日~同12月3日。対象は4000人で、回答率53.1%だった。