長野県軽井沢町のバス転落事故では死傷者の多くがシートベルトを着用していなかった可能性が浮上している。2008年に施行された改正道交法は、一般道のみを走る路線バスなどを除き、乗客にシートベルトを着用させるようバス運転手に義務付けているが、着用を強く求めない運転手も少なくないのが実情だ。 今回の事故では、出発前や走行中、運転手から着用の指示はなかったと複数の乗客が証言した。 警察庁と日本自動車連盟(JAF)が昨年10月、定員10人以下の乗用車を対象に調査したところ、自動車の後部座席でシートベルトを着用している人は一般道走行中で35%、高速道路走行中で71%にとどまった。バスでも着用率は高くないとみられ、警察庁は着用の徹底を呼び掛けている。 警察庁の14年の統計によると、後部座席でベルトを着用せずに事故に遭い死亡したのは107人で、着用していて死亡した人(36人)の約3倍に上った。 東京・新宿駅西口で列をつくっていたバス利用者の意見は様々だ。 長野県のスキー場に向かう東京都調布市の男性会社員(23)は「夜行バスをよく使うが、シートベルトが邪魔で着用しないこともあった」。新潟県のスキー場から帰ってきた東京都中野区の男性会社員(35)は「関越自動車道のバス事故以来、必ず着用している。事故に遭っても生存率が違うから」と話した。 運転手も対応に悩んでいる。長野県に向かう夜行バスの男性運転手(50)は「シートベルト着用をマイクで呼び掛けているが、後ろの席の友達と話すために外す人もいる」。別の男性運転手(62)は「お願いしても守ってもらえないことがある。トイレ休憩で外し、戻ってきて着用しないままの人もいる」と話した。〔共同〕 |
シートベルト着用広まらず 高速バス、08年に義務化
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