【ワシントン=川合智之】11月の米大統領選に向け民主党は17日、サウスカロライナ州チャールストンで第4回テレビ討論会を開いた。2週間後のアイオワ州での党員集会を控え、本命候補のヒラリー・クリントン前米国務長官(68)と社会主義者を自称するバーニー・サンダース上院議員(74)が激しく争った。
討論会でクリントン氏は、サンダース氏が過去に銃規制法案に反対していたと攻撃。サンダース氏はクリントン氏の批判に「非常に不誠実だ」と反発するなど、両者の対立が目立った。
クリントン氏は支持率で優位を保ってきたが、ここに来てサンダース氏が猛追。初戦のアイオワ州、2戦目のニューハンプシャー州などで当初の予想を超える接戦となっている。
米政治専門サイト、リアル・クリア・ポリティクスが集計した主要世論調査の平均によると、アイオワ州での支持率は首位のクリントン氏が46.8%で、サンダース氏との差はわずか4ポイント。逆にニューハンプシャー州ではサンダース氏が6.2ポイント上回る。