【ロサンゼルス=共同】プロ野球広島の黒田博樹投手が18日、ロサンゼルス近郊で行っている自主トレーニングを公開し、プロ20年目のシーズンに向け「不安しかない。だが、決めた以上は自分にプレッシャーをかけてやっていくしかない」との決意を語り、先発ローテーションを1年間守り抜くことを目標に掲げた。
昨年末からキャッチボールを開始し、今月4日からは体づくりに励んでいる。2月に41歳になる黒田は広島の同僚らとともに走り込みや体幹の強化などを3時間こなして汗を流した。
前田健太投手が米大リーグ、ドジャースに移籍し、黒田への期待はさらに増している。それでも「今年に限らず、どのチームで投げていても責任を持ってマウンドに上がってきた。僕自身は今までのシーズンと変わらない」と話した。2月中旬から宮崎県日南市でのキャンプに加わる意向で、現在はその準備に集中している。
あと7勝に迫る日米通算200勝については「しっかりした投球をしていけば、そういった数字も見えてくる」と過剰に意識はしていない。「今年は優勝を目指してしっかりやっていきたい」とチームの勝利を最優先に新たなシーズンに臨む。