産油国が減産で協調するとの思惑から原油相場が上げ、投資家心理がやや改善した。業績悪化への警戒感がやや薄れたエクソンモービル、シェブロンなど石油関連株を中心に買いが入った。
キャタピラーは決算と同時に発表した1株利益の見通しが市場予想を上回り5%近く上げた。前日夕に好決算を発表した交流サイト(SNS)/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E7EAE1E2E7E2E0E6E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのフェイスブックも急伸し、インターネット関連株などに買いが広がった。
ただ、ダウ平均は安く推移する場面もあった。製薬のアボット・ラボラトリーなどが発表した決算を受けて、ヘルスケア関連株全般が売られ相場の重荷となった。
ナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は同38.509ポイント(0.9%)高の4506.676で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「エネルギー」や「公益事業」、「IT(情報技術)」など9業種が上昇。一方、「ヘルスケア」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億株(速報値)、ナスダック市場(同)は約22億5000万株だった。
決算が大幅増収増益だったスポーツ衣料のアンダー・アーマーが急伸。同業のナイキも買われた。前日に大きく下げたアップルや航空機のボーイングは反発。金融のゴールドマン・サックスやIT(情報技術)のマイクロソフトも高い。
一方、減益決算を発表した資産運用のブラックストーンが安い。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスやビザは売られた。