帝人は1日、2016年3月期の連結純損益が370億円の黒字(前期は80億円の赤字)となり過去最高となる見通しだと発表した。従来予想の340億円から30億円上方修正する。市場予想の平均値であるQUICKコンセンサス/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E7EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(1月21日時点、8社)の352億円を18億円上回る。原油安が進んだことを受けて収益環境が一段と改善した。
営業利益/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE7EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXは前期比66%増の650億円になる見通し。従来予想の48%増の580億円から70億円上方修正した。北米の堅調な景気拡大を受けて自動車関連向けの高機能繊維や航空機向けの炭素繊維/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4EBE5E2E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの販売が伸びた。一方、中国の景気減速によるフィルム関連の価格競争の激化などもあり売上高予想は従来と同じ1%増の7900億円とした。年間配当は前期より3円多い7円(期末配当は4円)としている。
あわせて発表した15年4~12月期の連結純損益は349億円の黒字(前年同期は144億円の赤字)となった。売上高は2%増の5912億円、営業利益は2.3倍の554億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕