住友商事は13日、2016年3月期通期の連結業績予想を未定に変更すると発表した。従来予想では最終損益が2300億円の黒字(前期は731億円の赤字)になると見込んでいた。05年に参画したマダガスカル共和国のニッケルプロジェクトへの投資について約770億円の減損損失が発生する見込みとなったため。ニッケル価格の下落などが原因で、修正後の業績予想については2月5日に予定する4~12月期の決算発表時に発表する。期末配当予想は1株あたり25円とする従来予想を据え置く。
住友商は16時30分から減損損失の計上について、都内で記者会見を開く。猪原弘之副社長らが出席する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕