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韓国銀行株での所得隠し、脱税容疑 商銀元理事長を告発

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-4-14 11:14:18  点击:  切换到繁體中文

 

韓国の大手銀行「新韓銀行」(ソウル)の株の配当などで得た所得約1億3千万円を隠して脱税したとして、名古屋国税局は、信用組合愛知商銀の権田桐一元理事長(79)=名古屋市名東区=を所得税法違反容疑で名古屋地検に告発した。脱税額は約3千万円とされる。元理事長は容疑を認めているといい、地検は在宅起訴するとみられる。


新韓銀行の株をめぐっては、国税当局が日韓租税条約に基づく韓国の情報から株主約450人をほぼ特定し、全国で税務調査をしている。すでに大阪や愛知など4府県の9人が計約28億円の所得や相続財産の申告漏れを指摘されたが、脱税容疑での告発は初めて。


関係者によると、権田元理事長は自分名義のほか、長男や妻の借名名義で新韓銀行株を保有。2014年までの3年間で配当や利子で得た所得約1億3千万円を隠し、韓国で納めた税金を差し引いた約3千万円を脱税した疑いがある。


隠した所得の一部は、関連の不動産管理会社への貸し付けやタンス預金、韓国での飲食費に充てていたという。


元理事長は、新韓銀行に出資して設立に協力した一人で、配当で株を買い増した。15年秋に名古屋国税局の査察(強制調査)を受けた際、「家族は株の存在を知らない。家族名義は相続対策でもあった」と動機を話した模様だ。


権田元理事長は遊戯場運営会社の創業者で、12年まで愛知商銀理事長や在日韓国人信用組合協会会長を務めた。すでに修正申告をして納税しており、朝日新聞の取材に対し、「申告をしなかったことが隠蔽(いんぺい)につながった。査察を受ければ告発される」と話した。


新韓銀行の株を保有する親会社の新韓金融持株会社は「株主個人の問題であり、会社とは関係がない」とコメントした。



 

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