リコール対象となった日産の「セレナ」=国交省提供
日産自動車は14日、車のバックドアを開ける際、ドアの支柱が飛び出す恐れがあるとして、ワゴン車「セレナ」など12車種計72万7012台(2009年4月~16年3月製造分)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国交省によると、バックドアを持ち上げるための支柱に不具合がある。支柱の外筒が腐食し、中の金属棒が内部のガスに押し出されて飛び出す恐れがあるという。セレナのバックドアを開けた際、金属棒が飛び出し、バンパーを突き破るなど、15年6月~16年3月に計5件の不具合があった。
問い合わせはお客さま相談室(0120・315・232)。
他の対象車種は次の通り。
「エクストレイル」「NV200バネット」「ウイングロード」「AD」「AD EXPERT」「e―NV200」、スズキブランドの「ランディ」、マツダブランドの「ファミリアバン」、三菱の「デリカバン」「デリカD:3」「ランサーカーゴ」