14日の東京株式市場は全面高になった。日経平均株価の終値は、前日より529円83銭(3・23%)高い1万6911円05銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は38・91ポイント(2・92%)高い1371・35。出来高は25億株。
前日のニューヨーク株式市場では、米主要企業の決算が好感されてダウ工業株平均が年初来高値を更新した。東京市場もその流れを受けて投資家心理が改善し、買い注文が膨らんだ。
菅義偉官房長官が午前の記者会見で、インフラ整備に充てるお金をゼロに近い金利で民間に融資する仕組みについて、「様々な方策を検討している」と発言したことも好感され、午後は一段高となった。東京外国為替市場の円相場が主に1ドル=109円台半ばの円安ドル高水準で推移したことも相場を押し上げた。