埼玉県朝霞市から連れ去られた少女(15)が今年3月、東京都中野区で約2年ぶりに保護された事件で、県警は大学生寺内樺風(かぶ)容疑者(23)=同区東中野3丁目=を監禁の疑いで21日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。一方、さいたま地検は20日、寺内容疑者を未成年者誘拐の罪で起訴した。
捜査関係者によると、寺内容疑者は2014年3月10日、下校途中だった当時13歳で中学1年生の少女を朝霞市内の自宅付近で誘拐した後、今年3月27日に少女が保護されるまでの間、少女を千葉市や中野区の自宅アパート内に監禁し、逃げられない状態にしていた疑いが持たれている。少女が「1年以上前から脱出しようと思っていた」と話していることも判明した。