「志摩観光ホテル ザ クラシック」の宴会場「真珠の間」。床は真珠、天井は花をイメージした内装に改装した=17日、三重県志摩市、小川智撮影
主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の主会場・志摩観光ホテル(三重県志摩市)が17日、サミット開幕を前に改装を終えた会議室やレストランなどを報道陣に公開した。
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サミットで中核施設となる「クラシック棟」の最大の宴会場「真珠の間」(555平方メートル)には、真珠を表す円形模様のじゅうたんが敷かれた。メインのレストランには個室を設け、和室は全て洋室に変えた。開業当初からの旧館にはレストランや会議室を新設した。
どの部屋で首脳会議が開かれるかなどの詳細は明かされなかったが、関係者を招いた内覧会で、同ホテルを傘下に置く近鉄グループホールディングス(HD)の小林哲也会長は「各国首脳を万全の態勢で迎えたい」とあいさつ。サミット後は温泉施設や海を楽しむ施設を擁する国際リゾートを目指す考えを示した。
首脳らが宿泊予定の「ベイスイート棟」は今月27日までの営業後に休館し、サミット閉幕後の6月7日、クラシック棟とともに一般向けの営業を再開する。