QBサックを決め、喜ぶ立命大LB作田拓矢
アメリカンフットボールの第66回長浜ひょうたんボウルが29日、滋賀・長浜バイオ大学ドームであった。昨年度学生日本一の立命大が春の初戦に臨み、今秋のリーグ戦から1部に復帰する同大を30―7で下した。
春のオープン戦は、秋の本番へ向け、新たな戦力を見いだすのが主な目的だ。立命大は6月の大学世界選手権(メキシコ)の日本代表に選ばれているDL大野完爾、WR猪熊星也(ともに4年)やQB西山雄斗、WR近江克仁、RB西村七斗(いずれも3年)らを起用しなかった。
立命は最初の攻撃シリーズをRB森本紘介(4年、日大三)のランを軸に攻め、QB植村優人(2年、大阪産大付)からWR宇治野健(3年、千葉日大一)への12ヤードTDパスで締めた。第2クオーター(Q)11秒にもキッカー栃尾優輝(4年、箕面自由学園)のFGで3点を加えたが、その後は攻撃陣にミスが出て10―0で後半へ。
第3Q、立命は最初の攻撃をRB藤岡峻平(2年、立命館宇治)の20ヤードTDランで締めたが、2度目の攻撃シリーズで、第4Q早々に自陣深くからのパントを同大DB明原大地(4年、同志社国際)にブロックされた。エンドゾーン内で明原に抑えられて同大TD。17―7となり、一気に同大側が沸いた。しかも次の攻撃で立命QB植村のパスが同大DB佐古イドリサ泰和(4年、同志社国際)に奪われた。
ここで立命守備陣が踏ん張り、3番手QBの道渕泰士(3年、立命館守山)が短いパスを確実に決めて前進。最後も道渕がRB阪本将(4年、関大一)へパスを通し、阪本がエンドゾーンへ駆け込んでTD。TFPのキックは外れて23―7。さらに次の攻撃を道渕のTDランで締めた。