フィリピン・マニラで山梨県韮崎市の整骨院経営、鳥羽信介さん(当時32)が銃で撃たれて殺害された事件で、県警は12日、同県笛吹市石和町山崎、無職岩間俊彦容疑者(42)ら4人を殺人の疑いで逮捕した。鳥羽さんには約1億円の海外旅行保険がかけられており、県警は殺害が保険金目的だった可能性があるとみている。
岩間容疑者のほかに逮捕されたのは、甲府市中央5丁目、無職久保田正一(43)と住居不定、無職菊池正幸(57)、フィリピン国籍の住居不定、無職スパン・ピンゴル・サリー(43)の3容疑者。
捜査1課によると、岩間容疑者らは共謀して2014年10月、マニラ滞在中の鳥羽さんを殺害した疑いがある。
鳥羽さんとマニラで行動をともにしていた同県笛吹市の会社役員中村達也さん(当時42)も15年9月、マニラの路上で銃で撃たれて死亡している。関係者によると、鳥羽さんらは地元経営者らの集まりで知り合い、中村さんの会社は鳥羽さんの保険金の受取人になっていたという。