韓国の京畿北部地方警察庁は今月、スポーツ賭博サイトに関わった容疑で、ショートトラックの国家代表選手3人やコーチら計22人を国民体育振興法違反の容疑で検挙した。韓国では運動選手が絡む賭博事件が相次いでいる。
同警察庁によれば、選手らは野球やバスケットなどのスポーツ賭博サイトで、1回あたり最大50万ウォン(約4万6千円)を賭けていた。延べ数億ウォンを賭けた容疑者もいたという。韓国スケート競技連盟は13日、検挙された3人の選手を国家代表から外す措置を取ったと発表した。
韓国では昨年9月、スポーツ賭博に関わった容疑で、プロバスケットや柔道、レスリングの選手ら26人が同法違反で検挙された。昨年末には、阪神で活躍した呉昇桓(オスンファン)、韓国プロ野球サムスンに当時所属していた林昌勇(イムチャンヨン)=元ヤクルト=の両投手が、単純賭博罪で略式起訴された。(ソウル=牧野愛博)