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野党、共闘で前回参院選よりは善戦 朝日新聞・情勢調査

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-6-24 10:46:10  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


参院選1人区の自民候補vs.野党統一候補の構図


1人区すべてで野党4党が統一候補を立てた「野党共闘」は、どの程度効果を発揮しているのか。


改憲4党、3分の2うかがう 朝日新聞・参院選情勢調査


特集:2016参院選


朝日・東大谷口研究室共同調査


野党統一候補が有利な情勢にある選挙区は、山形、福島、新潟、三重、沖縄など32選挙区のうち4分の1にとどまる。ただ、1人区で自民の29勝2敗だった13年の前回選挙に比べれば善戦している。


これらの選挙区で共通するのは、統一候補が自民支持層からも一定の支持を得ていることだ。保守地盤の厚い山形でも、統一候補の前職、舟山康江氏が自民支持層から3割近くの支持を得て優勢だ。


生活の小沢一郎代表の地元、岩手では新顔同士の争いとなり、統一候補が自民候補を一歩リードしている。


前回から改選数が2から1に減っている福島は、2人の現職が立候補。統一候補の増子輝彦氏が無党派層に支持を広げて優位に立ち、現職法相の岩城光英氏が追っている。


自民、旧民主が長く議席を分け合ってきた長野は、今回から改選数1に。テレビキャスターだった野党統一候補が無党派層に浸透し、自民候補をややリードしている。


民進の岡田克也代表のおひざ元・三重では、野党統一の現職、芝博一氏が自民新顔の山本佐知子氏にやや先行している。沖縄では野党統一の元宜野湾市長の伊波洋一氏がやや優位にあり、沖縄担当相の島尻安伊子氏が追っている。


一方、青森、山梨、愛媛、大分では、野党統一候補が自民候補と激しく競りあっている。


青森では、統一候補が無党派層の大半の支持を集めているのに加え、自民支持層からも2割の支持を得て接戦を演じている。


民進、共産、社民、生活の各党支持層の投票先をみると、野党統一候補を挙げた人が各党支持層のいずれも9割に達しており、調査からは共闘が功を奏していると言えそうだ。


ただ、全体の47%を占める無党派層では、1人区で野党統一候補に投票すると答えた人は53%となっている。これに対し、自民候補を挙げた人も41%いる。野党4党が1人区で自民に迫るためには、無党派層にさらに浸透する必要がある。実際、野党のリードが目立つ東北・信越では、無党派層への浸透度合いが全体より高めだ。


野党4党は比例票を掘り起こす狙いもあり、複数区では共闘していない。共産は全13複数区で候補を立てて民進と競合。埼玉、神奈川などで当選圏を巡る下位争いをしている。




 

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