英ロンドンで4日、会見で党首辞任を表明した英国独立党(UKIP)のファラージ氏=ロイター
6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を訴えた英国独立党(UKIP)のファラージ党首(52)が4日、党首を辞任すると発表した。「英国をEUから離脱させるのが政治家としての目的だった。自分の役割は果たした」と説明している。欧州議員は辞職しないという。
特集:イギリス、EU離脱へ
同氏は、過激な言動で批判を浴びながらも、国民投票での離脱派勝利の原動力になった。ジョンソン前ロンドン市長(52)が与党・保守党首選への不出馬を表明したのに続き、離脱派の立役者がまた「表舞台」から降りた。
ロンドンで演説したファラージ氏は今後について、「引き続き党と新党首を支援し、離脱交渉を注視していく。EU内にわき起こっている(EU離脱の)動きも支援したい」と述べた。
ファラージ氏は国民投票の際、…