現場付近を通るタクシーから、事件当時の状況などを聞く捜査員=名古屋市西区
名古屋市西区則武新町3丁目で6月28日朝、会社役員長谷川槌子(つちこ)さん(84)宅から出火し、長谷川さんが他殺体で見つかってから5日で1週間が経った。県警は、何者かが長谷川さんを殺害後、部屋に火を放った殺人・放火事件と断定し、捜査を続けている。長谷川さんは事件の約3週間前に空き巣被害に遭っており、県警は関連についても慎重に調べている。
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長谷川さんは6月5日に空き巣被害に遭い、家の現金を盗まれたとして被害届を出していた。空き巣も今回の事件も発生は朝方。犯人が勝手口を通ったとみられる点は共通するが、今回は目立った物色の形跡はなく、財布や携帯電話は残されていた。
長谷川さんは空き巣被害の後、市内の長女宅にしばらく身を寄せていた。今回の事件は自宅に戻った矢先だったという。近所の女性は「『怖かったけど、落ち着いた』と話していた。戻ってからは元気だったのに……」と肩を落とす。
現場近くの路上では、今月5日…