バングラデシュ北東部のショラキアで7日、爆発現場の近くに到着した警察官ら=AP
バングラデシュ北東部のショラキアで7日朝、イスラム教のラマダン(断食月)明けの大規模な集団礼拝が行われていた会場付近で、武装した男らが爆弾を警官隊に投げつけ、銃撃戦となった。地元警察によると、警官2人と市民1人が死亡し、10人以上がけがをした。イスラム過激派によるテロとみられるが、犯行声明は確認されていない。
同国では1日、首都ダッカのレストランでイスラム過激派による襲撃テロが起き、日本人7人を含む人質20人が犠牲になったばかり。
ショラキアでは例年、ラマダン明けの日にバングラデシュ最大規模の集団礼拝が行われる。この日も20万人以上が集まっていたといい、治安当局は警備態勢を強化。会場の周囲を封鎖して、入り口で参加者の身体検査をしていた。攻撃は封鎖線の外側で起き、7人ほどの男たちが襲撃してきたという。襲撃犯のうち1人が死亡、1人は警察に拘束されたという。
地元紙デイリースターによると、現場で死亡した襲撃犯は、銃と刀を身につけていたという。ダッカで起きたレストランの襲撃テロでも、実行犯らは銃と刀で武装していた。(ダッカ=貫洞欣寛)