ホンダが15年ぶりに全面改良したミニ耕運機「こまめ」=ホンダ提供
田畑を耕す手押し式のミニ耕運機で、若者向けにデザインを重視した商品が登場している。10~15年に一度という全面改良の機会をとらえて、丸みを帯びたかわいらしい機種や、高級スポーツカー風の機種の投入が続く。団塊の世代に頼る市場の先細りを防ぐため、より若い層にも関心を持ってもらう狙いだ。
ホンダは、1980年代から売るミニ耕運機で330平方メートルまでの畑を耕すのに適した「こまめ」(消費税込み10万7784円)を、2月に15年ぶりに全面改良。100平方メートルまでの「プチな」(7万4520円)も同時に改良して売り出した。
新しいこまめとプチなは、自社の若い女性デザイナーを起用。外観の第一印象を大切にする若い人をひきつけようと、曲線を多用して親しみやすさとおしゃれさを表現したという。
ホンダの耕運機ユーザーの8割…