銃撃事件で死亡したバトンルージュ警察のモントレル・ジャクソンさん。遺族提供=AP
米ルイジアナ州バトンルージュで17日に3人の警察官が射殺された事件で、犠牲になった警察官の1人が直前に、フェイスブックにメッセージを残していた。黒人の警察官であることに悩みを抱えながらも、「憎しみに心を汚染されないように」と呼びかける内容が米国で共感を呼んでいる。
この警察官はバトンルージュの市警に10年間勤務したモントレル・ジャクソンさん(32)。今月5日に市内で黒人男性が警察官に射殺されたことを受け、抗議デモが続いていた8日、「この町を愛していると神に誓うが、町から愛されているか考えてしまう」「制服を着ていると嫌な、憎悪の視線を受け、脱いでいると人によっては私を脅威だと感じている」と打ち明け、「この3日間は芯まで試された」と記していた。
しかし、そのうえで「憎しみに心を汚染されないように。この町は良くならなければならないし、良くなる」と強調。「道路の上で働いているから、抗議者、警察官、友人、家族、それとも誰でも、私を見かけてハグが必要だったり、祈りを捧げたりしたければ、任せて」と結び、ピースサインの絵文字もつけていた。
投稿は友人向けだったが、事件…