「幹ちゃん」相手に大外刈りの練習をする中村美里
女子柔道界の強豪、三井住友海上はリオデジャネイロ五輪に、48キロ級の近藤亜美と52キロ級の中村美里を送り込む。本番に向けた追い込みに入った2人を支えるのが、自らも開発に携わった新型「金とれマシン」。その実力とは……。
特集:リオオリンピック
3大会連続出場の中村が要望したのは、体幹を鍛えるための人型マシン「幹(みき)ちゃん」だ。中村自らが命名した。鉄をウレタンで包み、上から道衣を着せた。ひじ、ひざなどの関節が人間と同じように曲がるため、中村は主に足技の練習に役立てている。「上半身を持って、相手を刈る練習ができる。トレーニングがない日の朝にも使っています」
初出場の近藤は、力の強い外国…