鳩山邦夫元総務相の死去に伴う10月の衆院福岡6区補欠選挙に向けた自民党福岡県連の候補者選考で、蔵内謙氏(35)が27日、選考委員に立候補の意向を伝えた。蔵内氏は、自民県連会長の蔵内勇夫県議の長男で、参院山口選挙区選出の林芳正・前農林水産相の秘書を務める。
県連関係者によると、蔵内氏は同日、財務省で県連最高顧問の麻生太郎副総理兼財務相に会い、自民公認での立候補を目指すと伝えたという。
また、早くから意欲を示していた鳩山氏の次男で福岡県大川市長の二郎氏(37)も同日の定例記者会見で、選考委員に立候補の意向を伝えたことを明らかにした。
県連の選考委は25日までに3回開かれ、二郎氏をはじめ、蔵内謙氏、林前農水相、県議、福岡選挙区選出の参院議員ら計8人の名前が挙がった。選考委は29日、8人に意思確認をした結果を持ち寄り、候補者を絞り込むとしている。