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「力でねじ伏せていた姿」乗り越えた松坂 復活の白星

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-5-1 9:06:15  点击:  切换到繁體中文

 

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ヒーローインタビューの後、球団マスコットのドアラ(右)から手荒い祝福を受ける中日の松坂=上田潤撮影


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(プロ野球・30日 中日3-1DeNA)


松坂大輔のあゆみ


まだ大リーグのメッツに所属していた2014年春、松坂大輔に日本球界復帰について聞いたことがあった。「帰れば、また別の難しさも出てくると思う」


日本に復帰すれば、ファンは力でねじ伏せていた西武時代の投球を期待するだろう。そのイメージとの戦いになるからだ。


実際に15年にソフトバンク入りすると、苦しんだ。「昔のように投げられるようになりたいと思ってトレーニングはしている。でも、どこまで戻せるのか」。葛藤の中で練習するうちに、右肩を痛めた。夏に手術。その後は痛くならないフォームを探す日々が続いた。しかし、腕を思いきり振ると痛みが生じる。定期的に痛み止めの注射を打ったが、昨季は1軍で投げられなかった。


中日入りした今年3月、球場での表情は明るかった。「全体を10として、昨年は体の心配が8、野球が2。それが今年は逆になっている。昨年だったら、試合中、捕手と話していても『肩が痛い』って思っていたと思う」。ようやく、自分ではなく、打者と勝負をする段階まできていた。


「難しさ」を乗り越えてたどり着いた日米通算165勝目。晴れ晴れとした笑顔の松坂を、久しぶりに見た。(遠田寛生)




 

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