男子100メートル準決勝2組で5着に終わった山県亮太(左)。右はウサイン・ボルト=諫山卓弥撮影
(14日、陸上男子100メートル準決勝)
リオオリンピック
山県とケンブリッジ、決勝進出ならず 陸上男子100m
陸上の日程・記録
男子100メートルで日本選手の前に立ちふさがる二つの壁、「10秒の壁」と「準決勝の壁」はぶ厚かった。
山県亮太は驚異的な集中力を発揮した。ウサイン・ボルトへの大歓声が起きる中、一点を凝視して精神統一。号砲への反応は人間の限界に近い0秒109で、準決勝を走った22人で最速だった。「雰囲気に押されることなく、自分のレースはできた」
序盤はボルトをもリード。終盤も粘って10秒05は自己最高だ。4年前のロンドンで出した五輪の日本人最速記録を更新して「手放しで喜べないですけど、自信にはなりました」。
それでも1932年ロサンゼル…