スタンドで観戦し、喜ぶ桐生祥秀の父康夫さん=19日、リオデジャネイロ、佐々木学撮影
たくさんの日の丸の旗が振られる五輪スタジアムで、桐生祥秀(20)の父康夫さん(51)は大歓声の中、トラックを走る4人に手を振った。「ゴールの瞬間は頭が真っ白で覚えていない」と声を震わせた。
日本が史上最高の銀、ボルト3冠達成 男子400リレー
リオオリンピック
写真特集:日本が史上最高の銀、ボルト3冠
地球の反対側。桐生の滋賀県彦根市立南中時代のチームメートの北村岳史さん(20)は「すごいの一言。まさか銀とは思わず、震えました。スプリンターのあこがれる舞台で、すごいことをした」と喜んだ。
山県亮太(24)の父浩一さん(56)が経営する広島市西区のスポーツ用品販売会社には知人らが集まり、中継を見守った。浩一さんは、スタート後は無言で見守り、2位に入った瞬間、イスから飛び上がり、周囲と抱き合った。「興奮して何も言えない。きょうの走りは満点です」
山県が所属するセイコーホール…