千葉県酒々井（しすい）町の住宅で切断されたとみられる遺体の一部が見つかり、この住宅に住む男性（２１）の行方が分かっていない事件で、県警は１３日、男性と同居している姉のアルバイト店員、竹内愛美容疑者（２５）を死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。県警は遺体が男性とみて、１３日にも司法解剖をするなどして身元の確認を急ぐ。

住宅から切断遺体の一部 住人の男性か 千葉・酒々井

県警によると、１２日午後、男性と８月末から連絡が取れないことを不審に思った友人が佐倉署に相談。駆けつけた警察官が、それぞれ別のポリ袋に入った頭部と左右不明の足をリビングで発見した。他にも遺体の一部とみられるものが入った複数のポリ袋が室内で見つかり、体のほぼ全ての部位が確認できたという。それぞれ刃物で切断したような痕があり、室内からは複数の刃物も見つかった。

竹内容疑者と男性は２人暮らし。県警は、警察官が訪れた際に住宅にいた竹内容疑者が何らかの経緯を知っているとみて事情を聴いていた。