現場の地図
浜松市西区舘山寺町の浜名湖湖岸で8月末に人の骨が見つかり、静岡県警は16日、DNA型鑑定の結果、同区の無職須藤敦司さん(63)と判明したと発表した。県警は司法解剖の結果などから、須藤さんが1月下旬ごろに殺害されたとみており、殺人、死体遺棄事件と断定し、浜松中央署に捜査本部を設置した。
県警や捜査関係者によると、須藤さんの預金口座からは今年2月に不正に金が引き出され、須藤さんが勤めていた会社の元同僚で無職の30代の男が窃盗などの罪で起訴されている。7月には浜名湖の別の場所で違う男性の切断遺体が発見されていて、県警は関連についても調べている。
須藤さんの骨は8月31日午後5時15分ごろ、近所の住民が発見。白骨化した肋骨(ろっこつ)数本と肩甲骨で、司法解剖の結果、死後半年以上が経過していた。須藤さんはマンションに一人で暮らしていたが、1月ごろから行方が分からなくなり、6月に家族から警察に行方不明者届がでていたという。
一方、元同僚の男は今年2月に…