広告枠がネコだらけになったロンドン地下鉄の駅=14日、ロンドン、笹井継夫撮影
ロンドン南部にある地下鉄クラパム・コモン駅構内がネコで占拠された。
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“テツ”の広場
といっても広告の話。ふだんは商品の写真やサービス内容を示す文字が派手にあふれている空間が、ネコ一色になり、通勤者らに笑顔を提供している。
英メディアによると、「グリンプス」というグループが企画した。ネットで資金提供を呼びかける「クラウドファンディング」を通じ、約700人から2万3千ポンド(約300万円)の広告料を集めた。今月12日から2週間、駅構内の広告枠に68枚のネコの写真を掲載。写真には「市民の広告がサービスを乗っ取る」との言葉が添えられている。
グリンプス創設者、ジェームズ・ターナー氏は「みんなに世界を変えられる力があることを気づいてほしかった」と話す。(ロンドン=笹井継夫)