会見に臨む高橋洋一院長(右端)ら病院関係者=24日午後3時35分、横浜市神奈川区、北村玲奈撮影
横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者の八巻信雄さん(88)が死亡した事件で、病院の高橋洋一院長が24日午後、報道陣の取材に応じた。高橋院長は「お亡くなりになられた八巻さん、ご遺族には重ねて哀悼の意を表します。病院としては、一日も早い真相究明を願っています」と述べた。
点滴袋と遺体から界面活性剤を検出 横浜の病院で中毒死
院長の説明によると、当直の女性看護師は20日午前4時ごろ、八巻さんの心拍数の低下にアラームで気づいた。この約1時間前、心拍数や血圧を測定する「バイタルチェック」を実施した際は異常はなく、おむつの交換をしたという。
院内では今年4月、4階のフロアで、ナースステーションに置いてあった看護師の服が切り裂かれ、6月にはカルテが抜き取られてなくなる問題が発覚。これらはいずれも警察に届けていなかったという。