清華大学宇宙航空学院、柔軟性電子技術研究センターの馮雪教授の研究チームが19日に明らかにしたところによると、同チームは柔軟性超薄型光電センサーや回路を利用し、肌に貼り付け連続的に血圧をモニタリングできるシステムを開発した。科技日報が伝えた。
この柔軟性電子システムは薄く柔らかい絆創膏のように、自然と人体の肌に吸着でき、医学的な意義の連続血圧・血中酸素を測定するとともに、リアルタイムでスマート端末へのワイヤレスデータ伝送を実現している。これは血圧と血中酸素の長期的な動的モニタリングの問題解決に新たな手段を提供している。関連研究結果は「National Science Review」(電子版)に掲載された。
このシステムは各波長に対する血液の光波吸収状況を測定することで、血液の容積と流速の変化を判断し、それにより人体の血圧の変化を測定する。使用中には腕に貼るだけで血圧と血中酸素を連続的に測定し、ブルートゥースチップによりその数値をスマートフォンなどの端末にリアルタイムで伝送できる。注目すべきは、このシステムは運動による騒音の干渉を抑制し、運動中であっても使用できることだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月20日