前半、競り合う浦和の阿部(右)とFC東京の橋本=時事
(5日、サッカールヴァン杯準決勝 浦和2―1FC東京)
浦和は9月17日のJ1第2ステージでFC東京に3―1の逆転勝ちをしたばかり。同じ敵地で再現してみせた。
後半4分の失点後、猛攻で相手をゴール前に釘付けにした。相手が深く下がった分、中盤にはスペースが生まれた。32分に交代出場の高木が約25メートルの強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺した。3分後には途中出場の平川のクロスを武藤が合わせた。37歳の平川は「競争のある、いい状況が作れている」と好調を保つチーム状態を説明した。
J1のリーグ戦も含め、2004年9月を最後に味の素スタジアムでは負けなし。ベンチ入り停止のペトロビッチ監督に代わって指揮を執った堀コーチは「選手が慌てずに試合を進めた結果、優位に立てた」と話した。
○平川(浦) 国内公式戦は今季初出場。「競争のある、いい状態にチームはある。タイトルを取って成長を続けたい」
○堀コーチ(浦) ベンチ入り停止の監督に代わって指揮。「第2戦を合わせた180分の戦いと考えて、選手が慌てずに試合を進めてくれた」