練習開始前、槙野(中央右背中)とスタッフがじゃれ合い、選手たちからは笑いが漏れる=杉本康弘撮影
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で、日本代表(世界ランク56位)は6日午後7時35分から埼玉スタジアムでイラク代表(同128位)と対戦する。5日に記者会見したハリルホジッチ監督は、「本当に素晴らしい試合をし、勝利を探しに行かなければならない」と語気を強めた。
日本代表 最終予選レポート
9月にホーム初戦で敗れた日本は、現在B組3位。自動的にW杯出場権を与えられるのは上位2チーム。再び黒星を喫すると、ハリルホジッチ監督の責任問題に発展しかねない。監督は「過去に率いたチームは(日本代表と比べて)10倍のプレッシャーがあった」と淡々と話した。そのうえで、「(重圧を)経験ある選手はコントロールできる。若い選手は準備できておらず、プレッシャーというわなにかかるかもしれない」。
4日夜のミーティング時間を前回の半分に縮めるなど、選手の負担を減らそうと努めている。DF吉田(サウサンプトン)は「僕らを信頼してくれているからだと思うので、勝って応えたい。勝てばいろんな声をシャットアウトできる」と意気込んだ。(藤木健)